北京には二つの鉄道博物館があります。ひとつは昔の北京駅の建物を利用した、正陽門の横にある博物館。
現地ではこちらが有名なようですがパネルや模型展示が中心で、実際の車両展示はありません。

もうひとつが、バスで1時間ほど行った郊外ある鉄道博物館です。環行鉄道という環状にレールがしかれた、試験線のそばに存在します。
広大な敷地面積を誇り、実際の車両展示が魅力とのことです。

実際の車両が見てみたいと思い、郊外にある鉄道博物館へ、行ってみることにしました。

まずは天壇からバスの発着地北京駅へ移動します。
天壇東口にある大きなバス停で適当に見たら北京駅行きのバスを発見!

こちらのバスで北京駅へ。駅が近づくにつれ近代的なビル郡が見えてきます。香港や東京と比較してもまったく見劣りしないレベル。中国の発展のスピードには目を見張るものがあります。

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まもなく北京駅へ到着。ものすごい混雑。ホテルの客引きや、出稼ぎ労働者の斡旋などがいたりと、猥雑な雰囲気。ほかのエリアとは違った空気が感じられます。
すりなどに会わないように気を引き締めて歩きました。(中国の大都市の駅周辺はなんとなく恐い雰囲気を感じます。)

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駅の横にあったチェーン店で簡単な食事をすませて、鉄道博物館最寄のバス停、「环行铁道」行きの403路のバス停へ。

バス停が広く、たどり着くのに苦労しました。駅から歩道橋を渡って東(駅から見て右)に行ったところにあるバス停から出ています。

10分ほど待つと、二つの車両をつないだ大型バスが到着します。ありがたいことに車掌さんもいました。料金を聞くと3元とのこと。安くていいですね。

最初のうちは空いていましたが途中からどんどん乗車してきて席がなくなってきました。1時間ほど乗っているとだんだんとのどかな風景に。バスの操車場のようなところが終点です。

4、5人まだ乗っているのに「終点だよ」と降ろされました。
あとの残りは、関係者?人が多すぎて終点だと思いませんでした!

バス停「环行铁道」

※途中まで地下鉄で行って乗り換えたほうが時間の節約になるかも。

バス停には鉄道博物館の看板などは一切なし。大雑把な地図しかないのですが、こっちのほうだろうと適当に歩き始めます。
踏み切りを超えると電影博物館の看板があり、左手に折れるとやっと鉄道博物館の看板を見つけました。

案内に沿っていくときれいな並木道。
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並木を通り過ぎると門がありましたが門扉もなく、博物館の雰囲気はかけらもありません。

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横には線路が通っておりぼろぼろの電車が停まっているだけ。
この時点で博物館がつぶれたのかと思いました。

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遠くのほうに車両倉庫のようなものが見えるのでせっかく1時間もかけたのだから近くまで寄ってみるかと思い、さらに500メートルほど進みます。

こちらはちゃんとした門扉があり、チケット売り場らしい建物もありますが、閉鎖されていました。

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さくの横から無理やり写真をパシャリ!

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後から調べたところ、たまたま月曜日が休業日だったみたいです。
しかし、開館していていてもかなり寂れていそうな雰囲気です。

さらに20分ほど歩いて電影博物館まで行ったのですが、こちらも月曜日は休みというダブルパンチの不幸に見舞われました。
(歩くべき距離じゃなかったです。タクシーに乗ったほうが無難です。)

電影博物館は非常に立派な建物でした。こちらは期待できそう。機会があれば、いつか訪問してみたいです。

アクセスがめんどくさいのが欠点ですね。次は帰り道に、芸術区に寄った記事です。あわせての訪問だと移動時間を節約できますよ。

3日目最初の訪問は、天壇に。
結構混むらしいので、朝のうちなら空いているかな~と思って行きましたが8時30分に到着してもに地元の人たちで大混雑。

太極拳や体操、ダンス、コーラス、バトミントンなど思い思いの朝の活動をしていました。
中国ならどこの公園でも見かける光景ですが、、。
中国の人たちは朝活、熱心ですよね。みんなでがいがいわやわやと集まって、楽しそうです。

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主要スポットは別料金が必要なせいか、地元の人はほとんどおらず、観光客がちらほら見かける程度!
早起きしたかいがやっと感じられます。

もっとも有名な祈年殿。
青い瓦がとても美しく、早朝の空にキラキラと釉が輝いて見えます。
円形なのにバランスの取れた建物の配置は圧巻です。

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内部の彩色も見事です。中に入ってみたかったのですが、残念ながら時間の制限があるようで
訪問したときには開放されていませんでした。
(9時から開放みたいに表示されていたので時間まで粘ったのですが、結局開放されませんでした。)

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続いて皇穹宇と圜丘壇へ。祈年殿から荘厳な通路が延びています。

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皇穹宇は祈年殿のミニバージョンといったところ。
祈年殿を見た後だとかわいらしく感じてしまいます。(失礼)

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圜丘壇は天に祈る儀式を行う舞台だった場所。
豊作や雨乞いを皇帝が天に祈ったと伝えられています。
非常に巨大な円形の舞台。

かつては何かかかげられていたのか、巨大な櫓が組まれています。

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ちょっとマイナーですが、西の端にある「神楽署」と「斎宮」にも行ってきました。
別料金(二つあわせて10元)のせいか、こちらも地元客は皆無。観光客もあまり訪れないようで
とても静かです。

神楽署は神楽を学ぶための学校なども併設されていたみたいです。
今はホールになっており神楽のための楽器が展示されていました。
(薄暗くてちょっとかび臭い)

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斎宮は皇帝の控え室みたいなところ。宿泊もしたようです。

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内部は博物館になっており、王朝の歴史や天壇の儀式が紹介されていました。

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案内看板には珍しく日本語の解説文が掲載されています。

斎宮の内部は、とっても静か。
内部にある庭園もじっくりと散策を楽しめました。
鳥の声も聞こえ、大都会の中心とは思えません。たっぷりと癒されちゃいました。

さっさと歩いたつもりなのですが、出てきたときには11時30分。
全部で3時間ほどかかってしまいました。敷地面積がとにかく広大です。(故宮の4倍とか)
中国のスケールの大きさを感じさせられました。



北海公園の南側に団城という小さな丘の上に立つ城があります。
歴史は古く、明の時代に北海を掘った土砂を積み上げてつくったと伝えられています。
公園の中でも一際目立つ存在ですが、門が閉まっており入ることができません。

入場できないのかと諦めて、公園を出るとすぐ右側に別の入口があり
別料金ですが団城へ入場することができました。

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まあ、内部から見てもこれといった特徴のある建物ではなく、高い塀に囲われているため
北海を眺めることもできないのが残念ですが、あまり人気がない分
落ち着いて観光することができます。売店もあるので休憩にはもってこいでした。

さて、団城を出て今度は故宮の西側の側面を通って天安門広場へ。

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広場へ入るには厳重な手荷物チェックがされています。

以前に来たときはこんなの無かったのですが、おそらく2013年の車両飛び込みテロの影響でしょう。
地下鉄のセキュリティチェックも前より少し厳しくなったような気がします。

↓セキュリティチェックのための小屋。
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地下鉄や駅と比較してもかなり厳しいチェック体制がひかれており
カバンを開けられて確認されている人もいました。

私もカバンをチェックされそうになりましたが、中国語をしゃべれないと英語で話したら
どこから来たのか英語で聞かれ、日本だと話したら放免されました。 外国人へのチェックは甘めのようです。

休日のため、天安門広場は多くの観光客でにぎわっていました。
ほとんどは中国人ですが、西洋人もちらほら見かけます。

最初に来たときには、広場の広さと天安門の大きさに感嘆しました。
北京を代表する光景ですので一度は見るべきなど思います。
まあ、二度目となるとさしたる感動はなくなりますが、、、。

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そのまま広場の中を南へ進み、正陽門へ。
この門も巨大ですね。天安門よりも高さがあり見ごたえがありますね。
本当は中にも入りたかったのですが入場は16:00までらしいのであきらめました。

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正陽門のさらに南側は、門前大街としてレトロ風な町並みが整備されています。
ブランドショップやお土産や、有名なレストランが立ち並んでいますが、ちょっと観光化されすぎかな。

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入口のすぐ脇にはスターバックスが。
中国語の看板がカッコイイ!
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名物の路面電車もありました。
以前の路面電車の部品を使用しながら最新の技術で復元されたらしいです。
架線がないのでなんか不思議な印象を受けます。
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路地を一本入るとおしゃれな表通りとはうって変わって
大衆的な観光客向けのお店がたくさんあります。
価格も一気にリーズナブルに。

旅館やレストランの呼び込みがちょっとうるさい。
安く宿泊できそうな雰囲気ですが、外国人でも旅館に泊まれるのでしょうか?
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新文化運動記念館をでてさらに西に進んでいくと、観光客向けのおしゃれなカフェや名物のヨーグルトを販売している屋台などが多いなあと思うと、故宮の望楼が目に入ってきます。


ここまで来ると、観光客がたくさん歩いています。欧州人も数多く歩いていました。
故道巡りの三輪車もたくさんたむろしています。

故宮の美しい壁を横目に見ながら歩くと景山公園に到着。入場料はわずか2元でした。
(こんな料金、わざわざ人間をおいてとる意味あるのかな?)

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景山公園は、もともと明の時代に作られた皇帝の庭園のひとつで、堀をほった土砂を積み上げた人工の山が存在します。ここからは故宮を一望できる、北京で最も有名な撮影スポットと言っても過言ではありません。

公園の中は、北京市民でごった返しており、地元の人に愛されていることが感じられます。
ダンスをしたり、歌を歌ったりと思い思いの活動をしていました。公民館代わりですね(笑)

入口の横には小さなオープンスペースで焼きそばなどの弁当を、提供していました。
食べてる人のを横目で見たらおいしそうだったので、帰りに食べようと思ったら、すでにクローズされていました(泣)
食事をしたい人はお昼時に行ってみてください。

お目当ての風景を見るために山に登ると5分ほどで頂上に到着。
観光客でごった返していますが展望スペースが広いので、なんとか風景を楽しむことができます。

これぞ北京といえる代表的風景が目の前に!
故宮の屋根が延々と立ち並ぶ姿を感動的です。
今回の旅行で、長城の次に記憶に残った風景になりました。

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公園の北方にはお堂がありましたが、2015年5月現在は修理中。
わざわざ行ったのにちょっと残念でした。

西門から公園を後にし、今度は北海公園へ向かいます。北海公園も同じく皇帝の庭園としてつくられたものです。

中海、南海もすぐ南側にあり中南海と呼ばれています。中南海は共産党の重要施設が立ち並び、中国近現代史政治の舞台としてたびたびその名前が登場します。しかし、残念ながら中南海は現役の施設のため一般には開放されていません。

北海公園にはラマ教の白塔が真ん中に存在し、名物となっています。大きな人工湖のまわりには植物が注意深く配置されています。

美しい建築物が。中国の庭園の規模の大きさと美しさは偉大ですね。日本の庭園と比べると細かいところは大雑把ですが(笑)

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中国的な雰囲気に満ち溢れた、美しい庭園で散歩にはうってつけです。
白塔は、別料金を払えばすぐそばで見れますが、近くから見てもあんまり面白くないです。
なんかただのコンクリートみたいです。

遠くから、見た方が良しですね(¯―¯٥)

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次は景山公園から故宮を見ようと、
中国美術館から東に向かって五四大街を歩いていきます。
天気もよく、楽しいおさんぽ気分。
日本では見かけることのないトロリーバスが走っていました。

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ふと、途中に博物館らしい看板が出ています。
「新文化 運動? 記念館」達筆すぎてよくわかりません。
ちょっと面白そうです。免費の文字に引かれて恐る恐る中に入ろうとすると
門番の人にちゃんと受付で手続きしてから入れと怒られました。
(何を言ってるかちっともわからなかったので想像ですが)

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門の右手にチケットブースがあるので博物館と同じく
パスポートを見せたらチケットをくれました。
(パスポートの表紙を見せただけでチケットをくれました。これだけでええんかい!)

昔の北京大学の紅楼という建物らしいです。
たしかに内部に入ると昔の大学講堂の雰囲気が。

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展示は企画展が中国の知識人に関する展示でした。
(中国にはお金持ちや権力者とは違った知識階級が今でも存在しています。)

あとは、中国の教育に関する展示と昔の大学講堂として使用されていた時代を再現した展示がありました。

面白かったのは、教育に関する展示。
中華民国時代から小学校の教科書が展示されていました。
偉人のエピソードの教育ビデオも面白かったです。
(字幕つきで簡単な内容なので私にも理解できました。)

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有名な「新青年」の雑誌も保管されており、名前のとおり
新文化運動に関する展示もありました。

大学講堂時代を再現した展示室です。
かつて、ここで中国共産党誕生の原点になった五四運動がはじまったのみたいです。
(歩いているときは何も思いませんでしたが目の前の五四大街もおそらく五四運動から名づけられたのでしょう。)

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ガイドブックには掲載されていませんが故宮に近く
旅行者にもアクセスしやすい場所にあります。
北京美術館や故宮とあわせて訪問してみてはいかがでしょうか。

解説文は中国語がほとんどで英語が少しといった感じですが
再現スペースや展示物も多いので言葉がわからなくても
それなりに楽しめると思います。
無料とは思えないぐらいしっかりとした博物館です。

■北京新文化運動記念館
北京市東城区五四大街29号





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