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台南市の孔子廟を訪問して
驚いたのは、人の多さ。

台北の孔子廟は建物は立派で、
台北の孔子廟は日本語で論語のことを学べたりと
楽しい観光スポットではあるのですが
閑散としています。

高雄の孔子廟はとても広く、立派な建物ですが
同じく人気は少ない状態。

台南市の孔子廟は台北市、高雄市に比べると
規模は若干小さいですが、
有料にもかかわらず参拝する人が
ひきをきらない状態でした。

市民の方の憩いの場としても活用しているようでした。
市民主催のイベントも頻繁に開催されているようで
公民館のような使い方もされているようです。

入場料は25元(日本円で100円ぐらい)。
孔子様を祀っている本殿(文廟)のみが有料で、
明倫堂など他のお堂は無料で見ることができます。

1666年に建立された、台湾最古の孔子廟でかつては
台湾の最高学府として多くの学生が学んだ歴史を持っています。
国内に24箇所しかない国家1級古蹟に認定されています。

国家1級古蹟(中華民国・台湾)とは
日本の国宝に該当する制度です。
台南市には台南孔子廟、祀典武廟、五妃廟、大天后宮、赤崁楼、二鯤鯓砲台の6つが選ばれています。
一つの市で6つはダントツの最多で、台北市は2つしか選ばれていません。
もっと詳しく知りたい方はWikipediaをどうぞ


↓明倫堂が勉学の場として主に使われていたみたいです。試験を受けて合格した学生が月に1回程度(少ない!)通学していたようです。壁に書かれている文字は、学校として使われていた時代の心がまえです。とてもキレイな字ですね、、
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廟内は緑あふれる涼やかな雰囲気で、庭園の様。
建物は美しい朱色に塗られており、手入れが整っていました。
落ち着いた素朴な建物で、日本人好みだと思います。

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↓メインの文廟
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↓文廟を囲む建物は博物館のようになっており、祭礼の際に使われる楽器が飾られています。
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文廟の入口のそばでみんなが黄色い紙に
願い事を書いて貼っていました。
入口で紙をもらい、願い事を書いて後ろに
スタンプを押して壁にかけていました。

日本で言えば絵馬みたいな感じです。
写真撮りたかったのですが人のお願い事を撮影するのは気がひけたので遠慮しました。
興味のある人はぜひ現地で見てください♪

多くの人がやっていて、スタンプはなかなか
順番が回ってこないほどの流行りようでした。
現地ではご利益が有名なのかな?

時間がなかったのであっさりとしか見れませんでしたが
機会を改めてゆっくりみたいと思わせてくれる場所でした。

孔子廟とあわせて訪問して欲しいのが
周りに残る、日本統治時代の建物です。

(続く)

台南駅から徒歩15分ほどの市街地に位置しています。
タクシーで訪問しても100台湾元(約350円)で行ける近さです。

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赤崁楼は台湾で最古の城郭の一つで、
もともとはこの地を支配していたオランダが
華人や原住民の反乱後に支配を強化するため建設した城塞です。
当時の名前は「プロヴィンティア城」でした。

清王朝の時代に、明王朝の復興を目指す鄭成功が抵抗の拠点として、
オランダを追放し赤崁楼を奪いました。
この赤崁楼は、3代にわたって続く台湾独立政権だった
鄭氏政権の政庁として使われた歴史を持っています。

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鄭氏政権が清王朝に敗れるとその後は、
だんだんと荒廃していきまいしたが、
19世紀末に清王朝によってふたたび整備され、
日本統治時代には博物館として使用されています。

1974年には中華民国政府により、
大規模な修復がされ、今では
台湾の国家一級古蹟(日本の国宝のような制度)に
指定され台湾の人々から親しまれています。

「反清復明」のために台湾に拠点を設けて
反攻の機会を待った鄭成功の歴史は、
国民党の辿った歴史に似ており
親近感がわくのか
人気のあるスポットとなっています。

(一方で中国本土から来たらしい、人もチラホラ見かけました。)

大きな鄭成功の像がかざられ、
前で写真をとる観光客は引きを切りません。

入場料は大人一人50台湾元(約175円)でした。
高雄が無料の施設が多かったのでこの程度の料金でも
高く感じてしまった、、、我ながらセコイ。

私が訪問した際にも台湾では少ない
4連休だったこともあり大混雑していました。

上の階に登る階段は、すれ違うのが困難なほどの太さしかなく、
上がる人と下る人を待つのに大変苦労します。
しかし上に上がると近くに高層建築がないため
眺望はグッドでした。

付近には、寺院や食事スポットも多く、
路地の中に寺院が点在しています。

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路地は朝早く回ったので
現地の人がお参りをしており
静かで神聖な雰囲気でした。
(赤崁楼の向かいにある武廟、天后宮とあわせての訪問がオススメ)

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路地は古い時代の中国的な雰囲気を残しており、
規模は小さいながらも広州や蘇州、北京のように
中国本土の歴史ある街に引けをとらない魅力が感じられます。

台北などではちょっと見ることのできない街並みです。

食事スポットも色々とありますが
たくさんの観光客でごった返しており、
朝から凄まじい行列になっている(30メートルぐらい)
店もありました。


 歴史ある街は、観光地として多くの魅力を持っています。日本でいえば、「京都」「奈良」、世界を見れば「ローマ」や「コンスタンティノープル」、国全体が歴史的魅力を持つ「中国」など、その例をあげればキリがありません。

 台湾で最も長い歴史を持つ都市は、実は「台南市」です。清王朝時代に台湾に独立した政権を打ち立てた鄭成功が根拠を打ち立てたのが台南の地。さらにその前にオランダが1602年に行政府を置いています。

 オランダ統治時代に建てられ、その後には鄭成功の政庁(ツーカンロウ)も再建されており、観光地として台湾全土のみならず、香港や中国本土からも多くの観光客が訪れています。

 高鉄(新幹線)を使えば、台北や桃園からも1時間ほど(ただし高鉄台南駅は郊外にあり、在来線の台南駅までバスで20分ほどかかるので注意)、日本からの直通便のある高雄市からなら特急電車(自強号)で30分ほどとアクセスもしやすい街です。

 日本から台湾への旅行者は年々、増えてきています。しかし、日本人旅行者が訪れるのは、もっぱら「台北市」を中心とした北部が多く、南部の「台南市」や「高雄市」を訪問する人は、まだまだ少ないのが現状です。

 訪問したとしても、台湾1周ツアーなどでわずかに寄ることがほとんど。「地球の歩き方」でも「台北版」「台湾(全土)版」と2種類があるにもかかわらず、「台湾版」でも「台南市」に割かれているページはわずかなページ数です。

 市街地には、日本統治時代のレトロな建物も多く残っており、路地に入るとさらに昔の時代の名残が残っています。寺も多くあり、一つ一つ丁寧にまわれば飽きることはありません。

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 沿岸にほど近い安平(アンピン)地区は、中国本土の古鎮のように古い町並みが保存されており、一部はおしゃれなカフェや雑貨屋に改装されています。古い時代と、新しいスタイルが見事に融合しているスポットです。
 地区の中央にはオランダ統治時代に端を発する大きな要塞が残り、すぐそばに樹木が生い茂る中に廃墟が埋もれた歴史を感じさせる観光スポットも存在します。

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 安くておいしいグルメの魅力も見逃せない。台北市よりも物価が安く、牛肉料理や家鴨料理が有名な台南市では、リーズナブルな値段で料理を味わうことができます。

 住んでいる人間の気持ちが暖かいのも台南市の魅力、日本人でも挨拶をすれば気軽に返事を返してくれ、道に迷っていたら助けてくれます。優しい台湾人の中でもとりわけ優しく気さくな心を持つ人たちが暮らす町です。

歴史にグルメ、住んでいる人々と魅力の尽きないうえに、日本からも訪問しやすい台南市の観光スポットを数回かけて紹介をしていきたいと思います。

※新カテゴリー「台南」をつくりました。台南市に関わるネタはこちらにまとめていきます。

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